久しぶりの病院受診。西洋医療でできること、苦手なこと。
こんにちは。
笑顔のパワーで癒す あなたの心の薬箱
ホリスティックナースセラピスト山城みづほです。
私事ですが、今日久しぶりに病院を受診してきました。
妊娠・出産以外で病院にかかるのはもうかれこれ3.4年ぶりくらいかな。
ホリスティックケアを実践しだしてから、大抵のことはセルフケアで解決できてしまうので、長らく病院にかかることがなかったのです。
でも今回は、マクロビオティックの食事やお手当、ホメオパシー、クレイセラピー、ヨガなどで調整を続けても一向に調子が良くならず、悪化している感じ、しかも今までに経験のない不調の感じだったので、もしかして緊急に対処が必要な何らかの異常があると嫌だな、と思い病院受診してきました。
問診・触診・血液検査・腹部エコーも行なってもらい、結果としては私が心配していたような異常所見は特になし。
胃炎か何かからくる痛みや違和感かな、ということでしばらく内服治療することになりました。
さて、ここで私がお伝えしたいことは。
いわゆる「自然派」と言われる人たちの中では、西洋医療や薬(いわゆる新薬)を悪のように思ってしまい、何がなんでも病院にはかからない!薬は飲まない!と頑なになってしまう方がいます。
でもそれはちょっと少し危険だということ。
逆に、普段の食事や生活にはとんと無頓着で、健診だけには一生懸命、体調を崩せばすぐに病院にかかって薬を飲めばいいや、というような考え方も残念だということ。
私もできるだけ病院にかからないようにセルフケアで普段から整えたり、体調を崩した時には自分でお手当できるように心がけていますが、もちろん必要だと思えば病院受診します。
西洋医療には西洋医療の、補完代替医療には補完代替医療の得意分野があるからです。
私は救急医療や離島医療なども経験しているので、それぞれのメリット・デメリットも理解しているつもりです。
簡単に分けるとこんな感じ。
西洋医療
検査によって得られる結果を重視し、投薬・手術を主とした治療をメインに行う
病気の原因や症状を除去することを目的とする
急性期や生命の危機に関わる状態の際に高い適応を持つ
補完・代替医療
問診によって得られる情報を重視し、個々のケースに合わせて治療を選択する
生体の自然治癒力を高めることを目的とする
慢性疾患に高い適応を持つ
どちらの方が良い悪い、どちらが優れている、ということではないのです。
それぞれに得意分野がある、ただそれだけ。
夜も眠れないほどの激痛があるのにマクロビオティックのお手当やハーブ療法だけでどうにかしようとはしませんよね?!
大怪我をして血がドクドク流れている状況で、怪我にはこのアロマでーとかホメオパシーのレメディとってれば大丈夫ーという方はいませんよね?!
心肺停止状態なのに、気功でどうにか!!なんて人もいませんよね?!
我慢できない程の痛みがあれば、ひとまずはお薬で痛みを抑えてあげることが必要かもしれない。
大怪我をしたり、生きるか死ぬかの時には救急医療の介入が絶対に必要。
そしてその後に、自然治癒力を高めていけるように、普段の生活を見直して、できるだけ自然に沿った暮らしをしたり、補完代替医療を取り入れていけばいい。
ただ、西洋医療にも苦手分野はあります。
新薬というのは、あくまで症状に対する(症状を打ち消す)治療がほとんどなので、薬を飲み続けたからといって原因の根本解決にはならないことが多いのです。
熱が出たら解熱剤。
咳が出たら咳止め。
下痢をしたら下痢止め。
一般的な風邪や胃腸炎などの際のそういった処方があまり好ましくないのはだいぶ周知されてきているかなと感じますが、身体に何らかの症状が出ているのは、身体が自らの力で病気を治そうとしているということ。
薬を飲むことでその本来の自然治癒力の邪魔をしてしまう場合もあるんですね。
だから、本来ならできるだけ自然治癒力を高めてあげるようなケアが必要。
こういう時こそまさに補完代替医療の出番です。
そもそもね。
医療というのは、人を健康に、幸せにするためにあるんです。
だから正直、健康に、幸せになれるのなら方法はなんだっていいと思いませんか?
西洋医療だけでも補完代替医療だけでもダメなのです。
西洋医療の利点を生かしながら、各種補完代替医療の中から様々な治療法を選んで、それぞれのいいとこ取りをしていったらいいじゃんってことです。
ちなみに、西洋医療と補完代替医療を統合したのが「統合医療」さらにはそこにスピリチュアリティや社会・自然・環境・宇宙との調和などまで含めた包括的な考えが「ホリスティック医療」ですね。
ホリスティック医療、ホリスティックケアについては改めてまた詳しくお伝えしたいと思います♪
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